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2013.06.23 (Sun)

富士山の思い出

富士山が世界遺産に登録されました。
日本人として嬉しいですね

と言いながら、雪化粧した綺麗な富士山を見た事が無いのです。
電車やバスで富士山を通る時は必ず曇りで見えなかったのです。
死ぬまでには一度この目でみたいもんです。

ところが僕は、一度だけ富士山頂上に登った事があるのです。
今から28年前、阪神タイガースが優勝した年でした。

30歳の時、ある組織に属してまして、その組織が○○周年でなにかをやろう、となったのです。
沢山の項目が挙がって、その中に富士登山という項目がありました。

担当が割り当てられたのですが、なんと登山なんか全く経験のない僕が富士登山担当になりました。
参加を募り、纏めて富士山のご来光を拝み、その写真を撮ってくるのです。

「僕は、全く経験ありません」といったのですが「構わん」という責任者の返事

早速、富士登山経験者の方を調べて話を伺ったのです。
「それは大変で丁度天気も悪かったかな、夜登るんだけど雨風で前が見えんのよ
 真っ暗だし、それは恐怖で結局8合目で諦めたかな」

「そんなに大変なんですか、そりゃ僕には無理だ、断ろ」と言ってそれがいいよ、と言ってくれました。

ところがそれを責任者に言っても聞いてくれません。
少し経った日に、責任者が赤い風船の「富士登山ご来光ツアー」というパンフレットを持ってきたんです。
これで皆を集めて行け、と

その後一生懸命、募集の原稿を徹夜してまで作成し配布しました。
2週間程度待ちましたが、応募ゼロ・・・・いや~、これで中止やわ(内心ホットしました)

すると責任者は、身内の副責任者や数名指名し行って来い!

こりゃどうしようもないな・・・・覚悟を決めてトレッキングシューズを買って
慣れるよう夜中の公園などを歩いたんです(この時アベックばかりで覗き見してるなんて噂・笑)


そして当日、赤い風船「富士山ご来光ツアー」で大阪・梅田に集合
そしたら若い女性が沢山乗ったバス、こりゃいいんじゃないの・・・・なんて言ってたらそれは鳥取行き
我がバスは、お年寄りや子供が半分いて若い女性なんか居ませんでした。
皆で「やっぱりな、それにしてもエライ年齢構成やな、そない簡単に登れるの?」

バスの添乗員(バスガイド?)は入社半年の可愛い女性でした。
大阪から富士山5合目までいろいろとガイドしながら走りました。
こうなりゃ、旅行気分

そして5合目のレストハウスに到着して簡単な食事をして出発の夜11時まで休憩です。
阪神タイガースが活躍してまして、ナイターをラジオ聞きながら皆で吼えてました(笑

いよいよ夜11時、真夏の7月だったと思いますが、かなり着込んで防寒対策バッチリ
なんで夏にこんな格好するんや、ほんまに寒いのか?なんて思いましたよ

ここからのガイドは、バスガイドさんから登山ガイドさんに代わります。
「頂上まで7時間程掛かります。お願いは登ったら必ずその分降りなければなりません。
  絶対無理をしないで、ダメだと思ったら一人で戻ってください。」

歩き始めますと、ずっと前が何かの光が見えてまして人、ひと、ヒト、人の渋滞です。
1時間程した六合目付近でお年寄りの方がリタイア、もう降りると・・・やっぱし

僕らはずっと登って行きました。
途中石が上から落ちてきますし、これは注意しないと怪我をします。

金剛杖というのを買って、杖を突きながら登ります。
六合目、七合目と登ったらその証拠に焼印を入れて貰うのです。

そして八合目になると山道に、ポツポツと人が元気なく座っているのです。
高山病になってしまって、歩く事が出来ないのでしょう
気温もずっと下ってきて、防寒着を着る意味がはっきり分かります。
7月だというのに寒いのです。

八合目を過ぎた辺りで、我がチームのなんと一番のスポーツマンの人がダウン
それにガイドさんが急に遅れだし見えなくなりました。

残った僕らは、なんとしても頂上まで登って垂れ幕を広げて写真撮影しないといけません。
この八合目を越えると九合目、頂上だと思ったら、八合目半がありここが長いのです。

必死で登って7時間程、だんだん明るくなってきてご来光と頂上到着が同じ位でした。
やった~、そんな感じでしたね

頂上まで登れた人全員で、垂れ幕を広げて記念撮影、これで任務完了・・・あとは無事帰るだけ

頂上でラーメンを食べた人が居るんですが温いのです。
気圧が低いため、沸騰しても熱くならないんですよ

30分程でしたかね、頂上に居たのは
ここから、また五合目のレストハウスまで戻ります。

今度は須走りから降りていきます。
これは早いですよ・・・道なんて無くて赤土のような砂ばかりなんですから
まさしく歩くんじゃなくて、転げ落ちるような感じです。

降りてる途中、リタイアした人達も合流しました。
どうも山小屋で寝てたらしいのですが、気分はずっと悪い状態だたとか
そのなかに、あのガイドさんも居たのです。

赤い土の煙を上げながら降りていきますから、服も顔も髪の毛も赤くなるのです。
男は笑いながら走ってますが、ガイドさんは下を向いて一番後ろをそっとついて来てました。
女性は化粧も滅茶苦茶で可哀想ですね

下で着替えてシャワーして、そしてバスに乗ってまた帰ります。

「いや~無事終わった、良かったな」
みんな大仕事をやり終えたという感じで、明るいムード

ガイドさんが「皆さん、どうでしたか」と聞くと、お客の僕らは明るく返事
そして僕らがガイドさんに聞くと





「私・・・・・会社、辞めます。・・・・・こんなの無理」



皆で、悪いことばかりじゃないから頑張ってと励ましました。
彼女はどうしたのでしょうね



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テーマ : +おうちでごはん+ ジャンル : グルメ

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